伝えたい想いがあるから作る

新しいFLASHを作っています。
今回のは思い出文章系。1年かもっと前くらいに書いた文章をFLASHにする。
ずっと前からFLASH化したいと思っていたのだけど、最近、自分のイメージにぴったりな素晴らしい音楽に出会って一気に制作熱が爆発。楽曲を聴いた瞬間にすべての構成が一瞬にして湧いてくる、イメージが構築されていく、そんな感覚。
それで、楽曲を制作された方に利用許可のお願いをしたところ、FLASHへの楽曲の利用はお断りしているとのこと。でも、このままでは終われない。どうしてもこの曲でなければ駄目だ。この曲でなくては僕のイメージは表現できない。そんな熱い思いを改めてメールでお送りし、何回かに渡るやりとりの末にようやくOKを頂き現在に至る。

今回、FLASHを作る上で自分への縛りを設けた。それは「テクニックに頼らない」こと。
もともと頼るほどの技術があるわけではないけれど、割と魅せ方の部分に意識を注いで作ることが多かった。FLASH制作者として成長するきっかけとなった「鍛冶屋の受難」が、魅せ方を重視するPV系であることにも影響されていると思う。今までは、派手な演出で目を引きつけるとか、観客にすごいと言わせたいといった制作者の自己主張的な色彩が強かった。もちろん、意欲的な試みは必要だし、観客に挑戦するような魅せ方も重要だと思っている。
でも、今回のFLASHは文章系。PV的な魅せ方を追求するべきではない。しっとりとした音楽に自分の思い出の文章を重ねるFLASHになることも踏まえ、過剰な演出は抑えて伝えたい想いをまっすぐ全面に出すことに注力している。
いや、素晴らしい楽曲があるからこそ、余計なことをする必要がなく、むしろすべきでないという感じがしている。文章自体は自分の古い記憶なので、人が読んだときにどういう印象を持って受け入れられるのかという部分は多少気になるのだけれど。

伝えたい想いがあるから作る。当たり前のこと。