シンプルという贅沢

かなりの確信を持っていうのだけれど、シンプルという贅沢は確実に存在するし、持たない自由というものが必ずある。余分なものはいらない。ほんの少しの気に入ったものだけをそばに置いて暮らせたら素敵だ。昨日鍋いっぱいに作ったポトフを今夜も食べながらそんなことを考える。素朴だけどすべてが入っている。そんな生き方が僕の理想。
誰の言葉か忘れたけれど、昔のある偉い人は、大金持ちになって貧乏人のように生きたいと言ったそうだ。僕もそんなふうに生きたい。人生の幸福は数多くの物権を手に入れることではない。高級レストランに通うより、自分の手で料理をする時間が持てるということの方が大切。