PPイベント総括コメント

「Perfect Promotion」という響き、PV系に特化したイベントであることから、スキマ産業氏をも超えるようなFLASHが出てくるのかと大いに期待していた。で、蓋を開けてみたら、どの作品も技術的には確かに優れていた。ところが、夢を与えてくれる何度も見たくなるような種類の作品はほとんどなかった。砂の混じったアイスクリームを食べさせられているような気分で、本当に残念な思いがしている。
「PV」という単語に、制作者は皆技術のみを追い求めてしまったのではないか。既に各人が持っている「PV」のイメージばかりが先行し、伝えたいことを忘れてしまったのではないか。「いかにして魅せるか」は重要だ。でも、「何を」という基本的なことを忘れてしまってはよい作品はできない。
進むべき方向を思い出してほしい。なぜFLASHというツールを使って膨大な時間を費やしているのかを。自戒を込めて。