戦友の退職 / 出張決定

今の仕事に就いて以来、ずっと共に仕事をしてきた取引先の担当者が退職することになった。僕と同い年でよく一緒に飲みにも行ったし、案件の対応方針を巡って熱い火花を散らせたりもした。戦友とも呼べる間柄だった。
退職の表向きの理由は家庭の事情。実家にいる親御さんの体調が思わしくなく、その看病が必要なため一旦実家に戻るのだとか。それは一応本当のようだけれど、そのこととは別に、以前から社内での揉め事に巻き込まれていることを彼の口から聞いていたので、とうとう来るべき時が来たかと、無念さが半分、あきらめが半分の気持ち。
昨夜は彼と2人で飲みに行ってきた。7,8年勤めたというのに、その会社では送別会も開かれないのだそうだ。職場の人間関係に折り合いをつけられなかった部分はあったのかも知れないけれど、彼が仕事に対してまっすぐに向き合い、誰よりもよく働いていたことは間違いない。そのことは一緒に仕事をしてきた僕が一番よく知っている。でも彼の置かれている環境について僕が直接的にしてやれることは何もなくて、話を聞いてて悲しくなる。
彼の悪循環は今ここで断ち切られたのだと信じたい。またどこかで一緒に仕事したいねという話をして別れた。彼の今後も大変だと思うけれど、残された人間は残された場所でいなくなった者の穴を埋めなければならないのだ。
 
 
さて、僕は今の仕事に就いて6年目。初めての出張が札幌に決まりました。
12/16(木)〜12/18(土)は札幌です。ウニかにイクラです。(違)
 
>私信:ヒナタさんへ
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