過酷な大雨(タートルマラソン)

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荒川河川敷を走る「第42回タートルマラソン国際大会」(ハーフマラソン)に出場してきました。今回のレースは、一言でいうならば「過酷」。

前夜から降り始めた雨はレース前もレース中も、そしてレース後もひたすら降り続いていました。本当にこの雨の中走るのか…?と自問自答しながら、会場に着いてしまえばもう走らないという選択はなく。レース中よりレース前後がより過酷。雨によるぬかるみで地面はドロドロ。足首まで浸かるほどの水たまりも多数。更衣室として用意されたテントは風雨こそ防げるものの、テント内はやっぱりドロドロで、荷物置きにできるようなテーブルすらない状態。荷物は一体どこに置いて着替えればいいの…?

さらに、「手荷物預かり」とは名ばかりで、大渋滞の後にようやく手に入れたビニール袋へ荷物を入れたら、その大事な荷物は雨ざらしの地面に置きっぱなしにされるという恐ろしい状況。ビニール袋に入っているとはいえ、ブルーシートがあるでもなく、泥の地面に直置き。重い荷物を持って走るわけにはいかないし、他に選択の余地はなくどうしようもない。

スタート前にトイレに行っておきたい…と思ったが長蛇の列。数分並んでみたものの、スタート5分前にして目の前に50人くらい並んでいる状況だったのであきらめる。河川敷では屋根になるところもなく、ウォーミングアップすら満足にできないままスタート。

今回とった雨対策は、手袋をはめる、ポンチョを被る、くらいか。ポンチョは100円ショップで購入したもの。折り返し地点を過ぎたところで暑くなって脱ぎ捨てた。しかし雨は止まず。

ワセリンは持っていったけれど、スタート前は荷物を置く場所もなくゆっくり塗っていられる状況ではなかったので、塗るのをあきらめた。

 

こんな最悪なコンディションでありながら、レース自体はかなり冷静に自分のフォームをチェックしながら進めることができた。公式記録はまだ出ていないものの、手元の時計では2週間前の初レースから約7分短縮し、1時間55分程度で走れました。これは自分への挑戦という意味ではよかった。前回のレースと同様の展開で、前半より後半により速いペースで走れている。これはよいこと。

しかし雨の河川敷はもう二度と走らないと固く誓うレースでもあった。レースそのものより、前後の泥んこ状態がたまらんです。

 

この大雨の中、スタッフの皆さんは献身的に対応して下さいました。また、橋の下でブラスバンドが「ランナー」を延々と演奏し続けていた。これは勇気を頂きました。復路では演奏がかなりヘロヘロになっていたけれど、それだけ演奏し続けてくれているということ。ありがたかった。