あとは気持ちだけ

「倒立は綺麗になってきた、ブリッジもできる、ジャンプ力もある。バク転のために必要なのは、あとは気持ちだけだ。補助がついても心だけは補助できない。これだけは自分で乗り越えるしかない。」
習いに行っているタンブリングの先生からそう言われて、跳べない自分に若干凹みつつ、何事にもあてはまる言葉だなあとしみじみ頂きました。身体作りもそうだし、楽器にしても演技にしてもメソッドはたくさんあって、なんでも自分で選択できるし、教えてくれる人はいくらでもいる。でも、最終的に実践するのは自分。変われるか、変われないか、それはすべて自分次第。凹んでる場合ではない。頑張ろう。

バク転は、ビビっている限り永遠にできない。一度できるようになってもまたできない迷路にハマってできなくなることもある。僕は現在長い迷宮をさまよいながら出口を探して試行錯誤中。一度は確かに掴んだと思ったのに。
先生からは、「今持っているものは一度全部捨てて、1から作っていきましょう」と言われました。バク転に入る前に、後ろ向きジャンプでマットに飛び込む練習をするときは綺麗にできているのに、バク転になった途端、補助がついても形が乱れる。自分でつかみ、乗り越えるしかない。イメージトレーニングしよう!

基礎的な筋力トレーニングも欠かせない。倒立が一分保たないのは、ひとつには筋力。後はバランス。組み立て方と力の入れる場所。腕立てと同じ感覚で腕だけで支えようとしても限界があるので、力を入れずに立てる場所を見つけること。

ウォーミングアップメニューに腹筋が入っている。ここで、普段自分に課している負荷はまだまだ甘いと思い知る。今のクラスで初めてのときに120回やって、これが今の限界と感じ、当面はこの回数をできるようになろうと日々取り組んでいたのだけれど。
今日の腹筋は色々取り混ぜて180回、さらにその後上体浮かせて20秒キープ。鬼だよ鬼!とはいえ、自分の限界を作るのは自分。常に自分の枠をはみ出し、殻を破ろう。世界を広げよう。まだまだ!