キャラメルボックス『少年ラヂオ』

演劇集団キャラメルボックスの2006クリスマスツアー『少年ラヂオ』鑑賞。
キャラメルボックスの舞台を観るのはこの1年半で4回目。今年8月に来て以来。
この劇団が大好き。劇場に入るところから、もうあたたかい空気が満ちている。
さっきまで乾いていて空っぽだった中身がたちまち満たされ、もうほんのちょっと揺らしただけでもこぼれそうな状態に。まだ始まってすらいないのに。
開演までの間、パンフレットに載っている文章を読むのが好き。今回はラジオにまつわるエピソード。
シートに身をまかせ、押し寄せてくる様々な感情に揺さぶられているうちにやがて開演時間となる。
前説からお芝居に入るまでの流れも絶妙、素敵なお芝居に浸って過ごす贅沢な時間。劇場を後にして駅まで歩く間にさっきまでの場面のいろいろを頭の中で反芻する。電車の中でパンフをもう一度。
今このタイミングで観劇の機会を頂けたことに感謝しつつ。