『ドラムライン』

DVDで『ドラムライン』を観る。
マーチングバンドを舞台とし、中でもドラムラインに焦点を当てて描いた作品。この映画は久々に本当に興奮した。ドラムは叩くだけの楽器ではない。時に会話の手段となり、時にバトルの道具となる。スネアを叩いて相手チームと乱闘が起きるなんて、普通は想像も付かないことだと思うのだけれど、この映画で描かれている迫真のドラムバトルからは、いつどんな騒ぎが起きてもおかしくない緊張感が伝わってくる。
いくつものマーチングバンドが出てくるのだけど、短い時間しか出てこないバンドであっても、各バンドによってきちんとスタイルが違うところが興味深い。日本のマーチングバンドはコー・スタイル(軍隊式)が主流だけれど、ショー的な要素が強いカレッジ・スタイルはやっぱり見ていて楽しいなあ。
血が騒ぐ映画。レンタル期限までに、少なくとももう一度は観よう。