第50回記念青梅マラソン出場

第50回記念青梅マラソン、なんとか完走しました。
初めての30キロ走。20キロやハーフマラソンはこれまでに何度も走っているので、30キロもペースを少し落とせばそれほどきつくはないのではと思っていたものの、完全に甘かった。マラソンはよく自分との戦いと言われているけれど、今回の戦いは完全に敗北。戦いはレースの数か月前から始まっていて、スタート地点に着いた時にはほぼ決している。マラソンは実力以上のものが本番で出ることはないし、日々の積み重ねこそが大事。
マラソンを走るには、自動車に例えて3つの要素が必要と言われている。エンジン、ガソリン、車体。人間でいうと、心肺能力、エネルギー(食事)、肉体(ボディ)。今回、心肺とエネルギーは足りていたけれど、身体の備えが不足していた。終盤、ラスト5キロを切ったあたりで完全に足が止まってしまい、1キロごとの表示が永遠かのように感じられた。これは、膝や脚の強度不足によるもの。30キロを走り切るだけのトレーニングが足りていなかった。

青梅マラソンのコースは、ざっくりいうと前半が概ね上り坂、折り返し以降の後半が下り坂。ただ、前半の途中にも下り坂があり、それは即ち後半の途中にも上り坂があるということ。レース前半は自分の身体と相談しながら、無理なく自分のペースを維持できた。後半も20キロ過ぎまで、つまりハーフマラソンの距離まではまずまず行けた。ただ、残りの距離は自分にとって未知の領域ということもあり、未体験ゾーンに突入していくことに、身体が全く追いついていなかった。後半にやってくる上り坂は本当に厳しかった。日々の走り込みをもっと真面目にやらねば、30キロは走り切れない。

折り返して激走してくる川内選手やその他のトップ選手を見られたのはよかったです。Qちゃんこと高橋尚子さんとのハイタッチもうれしかった。
また、沿道に私設エイドを設置してくれている方が多数いて驚いた。チョコや飴、パンなどを頂きつつ走ることができて、元気をもらえた。コーラを配っている人もいた。後半の一番苦しい上り坂でロッキーのテーマを流している人とか。ひとつの大きなお祭りとして、地域に根差した大会となっているのがよかった。
きちんとトレーニングを積んでまた参加したい。