【感謝】「雅咆2010〜FINAL」公演終了御礼

根元謙太郎です。
the CRAZY ANGEL COMPANY(CA)の本公演「雅咆2010〜FINAL」が無事終了しました。ご来場の皆さま、応援して下さった皆さま、制作・技術スタッフ、関わって下さったすべての方に感謝します。ありがとうございました。
僕らプレイヤーが公演においてやっていることは、全体のほんの一部でしかなくて、公演を打つためには本当にたくさんの人の手を介し、たくさんの協力がなければ作品として世に出すことはできません。多くの人がひとつの目的に向かって進み、その中でプレイヤーとして舞台上に身を置くことができたことは本当に幸せです。

僕はCAの本公演への出演が2008年9月「SWAN LAKE」以来一年半ぶり。一時期プレイヤーから離れていたこともあって、舞台への復帰にあたり身体作りから準備を始める必要がありました。ジムに通って体力を付けるとともに体脂肪を減らし、筋トレに励むこと数ヶ月。(音楽団体なのに演奏より先に体力が来るのはどうなのという突っ込みもありつつ。)CAの舞台に帰ってこられたことも大きな喜びです。

演目や技術的な反省はたくさんあるのですが、とにかく今はお世話になった人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。特に、今回最も時間を費やしたダンスについては、先生にいくら感謝しても足りません。自分の努力だけでは絶対に辿り着けなかったところに連れてきて頂いたと感じています。(もちろんまだまだ未熟なのは重々承知の上で)
キレのある「VAGABOND」と柔らかな「春」。2曲で重要な役どころを頂いたのですが、練習を始めた時点では明らかに自分のレベルを超えている。常に挑戦し続け、自分のレベルを上げていかないと到底自分のものにできない内容。こういうのを抜擢っていうんだろうねと思いつつ、チャンスでわくわくする気持ちと、舞台で人に見せられるものにできるのかという緊張感が同居しながら稽古の日々は過ぎていきました。でも2曲とも素敵な振りを頂いたので、絶対にものにしたいという気持ちだけはいつも胸に抱えつつ。
直前までもやもやした状態が続いていたのだけれど、あるときから曲に乗れる感覚が分かるようになりました。それはずっと先生が言い続けてきたことで、でも体で理解できていなかった部分。柔軟性自体はそこそこあるのにダンスが硬いのは身体に力が入っているから。分かっていても体から力が抜けない。いろんな葛藤がありつつも、やはり重ねてきた練習は嘘をつかない。小屋入りしてからうまく力を抜くことができるようになりました。いや、自分ではよく理解していなかったのだけれど、急によくなったと言われるようになりました。なんだか、舞台に敷かれたリノリウムが足にすごく馴染む感じで。
ギリギリ間に合ったね。
本番、この難しいダンスも目線を客席から逸らすことなく踊り切れたのは、これまで重ねてきた稽古に付き合って下さった先生と周りのメンバーのおかげ。この舞台にいて、踊っているこの瞬間が幸せだと感じました。稽古中、歌いながら踊るってのをやったのですが、本番中はまさに鼻歌を歌いながら踊ってたよ。集中するってのは力を入れることではない。自分の体の状態がきちんと把握できて、余裕を持ってその場を楽しめること。この体験はきっと本番でしか味わえない。

そうそう、これも書いておこう。公演まで1ヶ月を切ったところで、あろうことか練習中に背筋を傷めてしまいました。でも稽古は休めないので湿布を貼ったり痛み止めを塗ったりしながら様子を見ていたところ、徐々に悪化して寝返りを打つのも困難なほどに。この時点でもう本番まで2週間。メンバーの通っていた整骨院に駆け込み、硬くなった筋肉をほぐしたりバランスを整えてもらったり。神の手をもつこの先生のおかげで舞台に立てました。本当に感謝。教えてくれたメンバーにも感謝。

まだまだ色々あって全くまとまらないのだけれど、まずはここまで。あとはゆっくり振り返ります。
他のメンバーも言ったり書いたりしているのですが、もう本当にいろんな人にお世話になって感謝しきれません。伝えきれなくてごめんなさい。ありがとうございました!

the CRAZY ANGEL COMPANY
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