「SendMob」がハッキング被害でサービス中止
ブログシステム「MovableType」へのメール投稿機能を実現してくれた「SendMob」が急遽サービスを中止してしまいました。「SENDMOBサーバにおいて、サーバハッキングの痕跡が確認されました」だそうで…。サービス提供サイトに掲載された告知文は誤字も見られ、デザイン性もなく、本当に急遽中止したという臨場感がありあり。
もともと試験中の無料サービスという感じではあったものの、利便性は高くニーズもあった。しかしながら、商用サービスへのビジネスモデルを構築できずに今後の展開を模索している途上であったのではないかと推測する。恐らくこのサービスはもう再開されることはなさそうだ。会社にとって重要なサービスであると位置づけられているならばサービスを停止することはないだろうし、もし停止するにしても早期に再開すべく努力する旨の文言が掲載されるはず。「停止」でなく「中止」という言葉が使われていることからも、サービス終了の強い意思が読みとれる。この会社にとって、「ハッキングの痕跡」はサービスを中止する格好の理由になったのだろう。残念だけれど仕方ない。メール投稿を可能にする別の方法を考えないと。
それはともかく、登録していた情報が漏れたり悪用されたりしていないかはちょっと心配ではある。「ハッキングの痕跡」の詳細をもっと知りたいなあ。MTのログ見る限りでは今のところ問題は起きていないみたいだけれども。取り急ぎ管理者のパスワードを変更し、現在利用していないアカウントの削除または停止、更新予定のないブログを削除。アカウントを全部作り直すのは現実的といえるかどうか。うーむ。
以下引用。
【重要なお知らせ】H21年11月25日、弊社SENDMOBサーバにおいて、サーバハッキングの痕跡が確認されました。
現在(H21年11月25日)ハッキングによるデータ改ざん、DB漏洩などは確認されていませんが、万が一の事態を想定しSENDMOBサービスを中止致します。
そこでご登録頂いております皆様に重要なお願いです。
■SENDMOB登録のMovableType管理者権限の【ログインID及びAPIパスワード(WEBパスワード)の至急の変更】をお願い致します。
※本日中の実施をお願い致します。■SENDMOBサービスをH21年11月25日をもって中止致します
※再会のメドは未定です。また現在SENDMOBのサポートを行っておらず、お問い合せ等にお答することは出来ませんので、ご了承下さい。
以上、多大なご迷惑をお掛け致しますが何卒よろしくお願いいたします。有限会社ハルタ
取締役社長 渡辺正志