ヘブンアーティスト公開審査終了

東京都公認の大道芸人「ヘブンアーティスト」の公開審査が終わりました。
我が the CRAZY ANGEL COMPANY から出場したユニットは計3組。僕はその中のひとつ「リストランテ・アンジェーロ」に参戦。愉快なコックたちが料理に見立てた音楽をお届けするパフォーマンス。
持ち時間はわずか20分の1本勝負。都庁都民広場の予定だったのだけれど、雨のため本庁舎前の屋根のある場所での演奏。外でやるよりも音が散らなくてかえってよかったかも。この日のために作り込んできたパフォーマンスは、お客さんにもノリよく楽しんでもらえたと思うし、練習の成果は出せたと思う。審査員がどこにいてどんな基準で審査しているのかというのが分からないから、今回の審査に通るかどうかは、ただ吉報を祈って待つ以外にないけれども。
 
自分の技術レベルはもっと底上げしていかないとなー。演奏・ダンス・フラッグそれぞれの技術に対して、もっともっと磨きをかけていかないと。低音ひとつで観客を魅了できる音を出したいし、身のこなしひとつで目の肥えた観客をも唸らせたい。こういうところ、CAに入ったときからずっと思っているけれど、満足できるレベルは遙か遠い。でも、本気の向上心こそが上達に繋がると信じる。自分は本当に上達に値するだけの努力をしているか?その気持ちは本物か?常に問われている。
 
あとは、爆発力。自分の存在に爆発力はあるか?大勢の中のひとりではなく、自分がそこに存在することで初めて発生する生命感・存在感はあるか?チューバという大きなベルを持つ楽器や、自分の身体の大きさのおかげで、視覚的なアピール力としては助けられているものも確かにあるように思う。でも僕の目指すべきはそれだけではなくて、爆発力のある生命感。思わず目がいってしまうとか、空気そのものを変えられるほどの力がほしい。テンションや表情、視線、意識。そういうこともきっと大きく関係している。

生命感はCAが持っている不思議な力のひとつ。技術はもちろん、根底にある魂がどこに向いているか。自分はここで何を伝えたいのか。もっともっと突き詰めていく必要があるなあ。