読書・音楽・映画

無印良品のCD

無印良品の店舗で流れているケルト風の音楽はとても心地いいなあといつも思っていた。このBGMを販売したら売れるんじゃないかなとか、そんなことも漠然と思っていた。 ある日店舗に行って、収納売り場でたまたま目にしたCDラック。ディスプレイで置かれてい…

書「空」

友人であり書家・隈部舞さんの作品「空」。 ポストカードに書いて頂きました。 真夏の抜けるような空の青さと、上空の軽やかな風が感じられる一字。彼女の手がける作品、魂宿る書の数々は、見ていて本当に鳥肌が立つのです。こちらの気構えもきちんとしてい…

「天使の卵」「天使の梯子」「ヘヴンリー・ブルー」

この2日で3冊の本を読む。 村山由佳「天使の卵」「天使の梯子」「ヘヴンリー・ブルー」。同じ世界で繋がっている3冊。 いずれも前に読んでいるけれど、よい小説は何度読んでもいいし何度でも泣ける。悲しみと痛みを抱え、罪と罰の前で赦されることを願い…

DCJチャンピオンシップ

マーチングの大会、Drum Corps Japan, The 17th All Japan Championships を観に、味の素スタジアムに行ってきました。優勝したのはこちら。 DIVISION 2 JOKERS DIVISION 1 YOKOHAMA INSPIRES両団体とも文句なしの受賞だったと思います。おめでとうございま…

「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」

演劇集団キャラメルボックス、2008クリスマスツアー「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」を観てきました! 主演は黒川智花さん、西川浩幸さんのおふたり。 僕はこの劇団が大好きで、今回で公演を観るのが8作目になりますが、今回の作品がまた素敵で素晴らしく…

劇団三年物語シーズン2「御伽草子」

劇団三年物語シーズン2 第一回公演「御伽草子−大江山酒呑童子−」を観てきました。 のめり込みました。凄くよかった。物語のテンポのよさと早いセリフ回し、笑いとシリアスさのバランス、めまぐるしく入れ替わるキャスト、殺陣のアクション、そして個性的な…

「渋さ知らズ」ライブ

渋さ知らズオーケストラのライブに行ってきました。初渋さ知らズは秋葉原のライブハウス「GOODMAN」にて。 人に誘われてほとんど前知識なく行ったところ、完全に圧倒されてしまいました。 すごいノリ。あっという間の二時間半。ユニゾンで繰り返されるメロデ…

キャラメルボックス『少年ラヂオ』

演劇集団キャラメルボックスの2006クリスマスツアー『少年ラヂオ』鑑賞。 キャラメルボックスの舞台を観るのはこの1年半で4回目。今年8月に来て以来。 この劇団が大好き。劇場に入るところから、もうあたたかい空気が満ちている。 さっきまで乾いていて空…

ダンスイベント見学

ダンスイベントを見に行ってきました。CAのあるメンバーが通っているダンススクールのクラスごとの演舞。 イヤびっくり。ダンスってここまで人を楽しませることができるんだ。身体をきちんと使うとこんなにダイナミックな表現ができるんだ。プロでなくてもう…

スティールパン

いつもは行かない場所。たまたま通りがかったビルの前の広場で、何やら楽しげな音楽が聞こえる。近付いてみると、見たことのない打楽器群で30人ほどの人たちが演奏していた。スティールパンという楽器だそうです。ドラム缶を凹ませてボウルのような形にした…

キャラメルボックス「クロノス」

先日、演劇集団キャラメルボックス2005クリスマスツアー タイムトラベルシアターVOL.2「クロノス」を観てきました。キャラメルボックスの公演を観るのは、2005年5月の「広くてすてきな宇宙じゃないか」「僕のポケットは星でいっぱい」に続いて2回目。 僕は他…

「blast!」2005

「blast!」を観に行ってきた!昨年に続いて2回目。今回も熱いパフォーマンスに心酔。 ダイナミックかつ繊細。楽器を空中高く放り投げたり、何人もの頭上を飛ばしての旗交換といった大技の一方で、カラーガードのスピン軸は全くぶれず、ダンスの一挙手一投足…

キャラメルボックス公演

世の中には人を感動させるために行動している人がたくさんいる。自分が知らないだけで。「演劇集団キャラメルボックス」の公演『広くてすてきな宇宙じゃないか』と『僕のポケットは星でいっぱい』を観てきました。 僕は今まで演劇を観た経験がほとんどなくて…

the CRAZY ANGEL COMPANY ライブ

「the CRAZY ANGEL COMPANY」(CA)というバンドのライブを観に行ってきました。ライブのタイトルが自分のハンドルと同じ "Roots" でちょっとうけた。 このバンド、大きな分類としてはマーチングバンドと呼ばれる形態に含まれるといってよいと思うのだけれど…

乙一「暗いところで待ち合わせ」

乙一「暗いところで待ち合わせ」(幻冬舎)読了。 ひとりで暮らす盲目の女性・ミチル宅へ、殺人犯として警察に追われる男アキヒロが逃げ込み、居間の隅に身を潜める。ミチルは人の気配を感じながら、自分の身を守るため気付かないふりをして生活を続けようと…

「誰も知らない」

「誰も知らない」を観るために上映20分前に映画館に着くと、まだ開場しておらず、その上待っている人は僕の他に2人しかいなかった。バウスシアター(2)は50人も入ったら満席の小さな映画館で、スクリーンもそれなりの大きさだからあまり人が集まらないのか…

『ドラムライン』

DVDで『ドラムライン』を観る。 マーチングバンドを舞台とし、中でもドラムラインに焦点を当てて描いた作品。この映画は久々に本当に興奮した。ドラムは叩くだけの楽器ではない。時に会話の手段となり、時にバトルの道具となる。スネアを叩いて相手チームと…

『村上朝日堂 はいほー!』

村上春樹の少し古いエッセー『村上朝日堂 はいほー!』を読んだ。 このシリーズは面白い。読んでいて楽しくなってくる。具体的な箇所についてはここでは書かないけれど、どんなふうに面白いかというと、まず書かれていることにいちいち共感できる。なんだか…

「blast!」公演

「blast!」を観に行ってきた!コイツらSugeeeeeeeeee! 「blast!」を知らない人に言葉で説明するのは難しい。定義できる集団ではないから。まずは観ろ!そして感じろ!とかそういう。あえて説明すると、マーチングバンドを発展させたパフォーマンス集団とい…

「ダンス・ダンス・ダンス」

村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」。上巻が昨日読み終わって今日から下巻を読み始めたところなのだけど、いい小説だと思う。主人公に自分の姿を投影してみてしまう。早くいえば感情移入ができる。これはいい小説の条件のひとつだ。 新しい光が見えない八…

「ダンス・ダンス・ダンス」

間違って同じ本2冊買っちまった…。帰って来てから気付いた。最初に行った本屋で下巻しか売っていなかったのでまずそれを買って、次に行った本屋で上巻を見付けて買った、つもりだった。帰ってきてから両方とも上巻だったことに気付いて呆然。本は返品きかな…

「世界の中心で、愛をさけぶ」(ネタバレあり)

映画を観るときはいつも、僕はできるだけその映画の情報を事前に手に入れないよう注意する。予告編は、映画の一番いいシーンだけを凝縮して収められている。こんなのを見てしまったら、本編を見たときに「ああ予告編で見たとこだ」と思ってなんとなくがっか…

「スプートニクの恋人」

心地よい文章を読んでいると、その時間が永遠に続くことを期待したくなる。物語がいつまでも続いてほしいと願う。数ページ読んだだけですっかり引き込まれてしまった僕は、開いた文庫本の右手にかかる厚みが左手のそれより増してきたところで、もう寂しい気…

Blastの夏

今年の夏は「Blast!」の夏だ。 マーチングバンドという枠にはとても収まらないエンターティナーたちがやってくる。 日本公演は昨年もあったのだけれど、それを知ったときには既にチケットが完売しており、悔しい思いをしていた。今回はチケット発売当日に予…